山号は法幢山,院号は鏡福院,本尊は如意輪観音。
 「開基帳」によると,寛文3年時には寺領六石余をもち,檀家数二一四五を数え,更に村域だけでも八カ寺の末寺をもつ村内有力寺院であったことがわかります。安永年中(1772~80)に伽藍を焼失,このとき資料も失った為不明な点が多い。本尊の如意輪観音は延享4年に決められた水戸三三番札所の十番めとして周囲の人々の信仰を集めています。
東海十二景の石碑
如意輪寺入り口
タブノキ
目通り/東側5.7m,西側4.5m 樹齢300年 幹が空洞になり,傷みも見られるが,樹勢,枝張りもよく,このような大木はめずらしい。
スダジイ
目通り/東側5.7m,西側4.5m,樹齢300年 樹勢旺盛で枝張りもよく,県内でもこのように巨木になるのはまれである。
十王像と奪衣婆
十王像10躯,奪衣婆1躯,ヒノキ材,一木造,彩色   十王とは冥界にあって亡者の罪業を裁く王である。初七日,二・七日,三・七日,四・七日,五・七日,六・七日,七・七日,百カ日,一年忌,三年忌ごとにそれぞれの王が裁く。 奪衣婆は,三途の川のほとりにいて亡者の衣服を脱がせる老女で,如意輪寺では「しょうろくばばあ」と呼んでいる。(享保16年)
男女俗体坐像
ヒノキ材,一木造,彩色 照沼氏の夫婦像で,元は彩色と思われる。ともに胸前で合掌し,男性像は比丘形で安座,女性像は頭巾を被って正座している。(宝永元年)
※境内は自由に見学できます。 ※像などの文化財の見学は事前に電話等にて確認ください。
名 称 如意輪寺秋月
郵便番号 319-1113
住 所 茨城県那珂郡東海村大字照沼55
電 話 029-282-2532
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